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投射呪法
1秒を24分割して自分の動きをイメージし、イメージ通りの動きを実現する術式です。
多少なら起動や物理法則を無視した動きもできますが、イメージできる動きは自分の視界の範囲に限定されます。
自分の身体能力を超えた動きもできるだけでなく、重ね掛けすることでどんどん加速することが可能です。
ただし、イメージを作るのに失敗すると、1秒間フリーズして動けなくなるデメリットがあります。
掌で触れた相手にも術式が適応させるため、敵をフリーズさせることも可能です。
初見で投射呪法のルールを見破るのは不可能に近いため、触れるだけでほぼ確実に敵の動きを止められます。
歴史が浅いため禪院家相伝術式の中では格が低いようですが、直昆人の術式として有名でした。
呪霊化した直哉は、敵を細胞レベルでフリーズさせて自壊させる領域展開を発動しています。
落下の情
御三家に伝わる秘伝の領域対策です。
自分は領域を展開せずに、術式が発動した瞬間に呪力で攻撃を防御します。
術式の効果が発動したと同時に自動で身を守るため、領域展開の必中術式を防ぐのに効果的です。
とはいえ必中効果を中和するわけではないので、自分の呪力で防げない術式には意味がありません。
単発の攻撃は防げても物量で押された場合は、防ぎきれないことも多いです。
禪院家の術師が使うことが多いですが、五条悟も宿儺との戦いで使用しています。
禪院家内の組織
炳(ヘイ)
炳は、高専資格の条件で準1級以上を満たすものが所属できる禪院家最強の術師集団です。
作中では、禪院直哉・禪院甚壱・禪院長寿郎・禪院蘭太の4人が炳のメンバーとして登場。
当主の禪院直昆人や禪院扇が所属していたのかは不明ですが、作中に登場していない6人のメンバーがいることが判明しています。
残りの6人も禪院真希に殺害されたと思われます。
灯(あかし)
灯は術式を所持しているが、炳の条件を満たさないものが所属する禪院家の術師集団。
少なくとも9名いることが判明しましたが、作中で灯に所属する人物は登場していません。
躯倶留隊(くくるたい)
炳の下部組織で、術式を持たない禪院家の男子は躯倶留隊への所属が義務付けられています。
作中では20人以上の隊員が描かれており、それ以外にも21名以上の人間が所属していたようです。
禪院真希も、呪術高専に入学する前は躯倶留隊に所属していました。
147話で夜蛾正道を監視していた男性は、服装から躯倶留隊のメンバーではないかと言われています。
呪術廻戦17巻のおまけコーナーでは、躯倶留隊の禪院家の上層部へのレビューが公開されています。
禪院家の作中での活躍とその後・謎について
読者からクズのインフレが止まらないと言われ壊滅
禪院家が本格的に登場したのは、渋谷事変終了後の138話です。
当主の直昆人の遺言で伏黒恵が次期当主に指名された直後に、直哉はいきなり恵を殺しに東京に。
恵を直接殺すのに失敗しますが、その後は甚壱・扇・直哉3人で恵の殺害を計画。
さらに扇が恵を陥れるために実の娘を殺そうとしたことで、禪院家の人間はクズばかりと印象づけました。
禪院家に呪具の回収に来た真希を捕らえ、監禁していた真依と一緒に殺害しようとしますが、真希は呪力ゼロのフィジカルギフテッドに覚醒。
総力で真希を殺そうとしますがほぼ全員が殺害され、家の外に出ていた人間まで死亡したことで、禪院家は壊滅しました。
真希の母親に殺された直哉は呪霊化して真希に復讐しようとしますが、真希に敗北しています。
壊滅後は御三家から除名された?
呪術廻戦152話のラストで、五条家と加茂家から、呪術総監部に対して禪院家を御三家から除名する提議が出されたとされています。
呪術総監部は「これを保留としている」と書かれて152話は終わりました。
実際に除名するか決める決定権は総監部にあるようですが、総監部は223話で壊滅したことがわかっています。
総監部がないので、最新235話の時点で禪院家が御三家から除名されたわけではないでしょう。
24代目当主の正体は明かされない?
禪院家の家系図で、禪院家23代目当主が直昆人の父親で、25代目当主は直昆人の兄だと判明しました。
しかし、なぜか24代目当主は家系図には登場していません。
23代目当主の兄弟などの可能性もありますが、何の言及もないので謎になっています。
何か秘密があるのではないかとも予想されています。
ただ、禪院家は壊滅状態の上に話しの本筋とは関係ないので、本編で明かされる可能性は低そうです。
裏設定として何らかの形で明かされるかもしれません。
禪院家についてまとめ
禪院家について詳しく解説しました。
御三家として呪術界に影響力を持ち続けた禪院家ですが、あっさりと壊滅しました。
総監部も全滅し加茂家も羂索に乗っ取られたことを考えると、古い権力は無くなっていくのかもしれません。
呪術廻戦の呪術界が最終的にどうなっていくのかに注目しましょう。