
目次
「ワンピース」1114話にて、マザーフレイムの姿がついに描かれました。
その姿から、マザーフレイムの原料についても、徐々に明らかになってきています。
本記事ではマザーフレイムの原料と、原料を巡ったある事件について考察していきましょう。
マザーフレイムの全貌が明らかに?
マザーフレイムは永遠のエネルギー?

「ワンピース」1114話のベガパンクの発言から、マザーフレイムは太陽のような永遠に近いエネルギーであると考えられます。
エッグヘッドは火を動力に動いており、ベガパンクは常に消えずに燃え続ける火を探求していました。
その中で、古代の兵器を動かしたエネルギーに限りなく近い、マザーフレイムに辿り着いたのではないでしょうか?
まさしく人工太陽と言っても差し支えない夢のようなエネルギーです。
そしてマザーフレイムのようなエネルギーであれば、古代兵器のような途方も無いエネルギーを動かすことも可能でしょう。
月の壁画にマザーフレイムが描かれている?

ベガパンクの開発したマザーフレイムですが、実は遥か前に原作にてその姿が描かれていました。
それが「ワンピース」472話の扉絵です。
扉絵の物語では、月に降り立ったエネルが、遺された都市を探索する中で幾つも壁画を見つけます。
その中のひとつに、マザーフレイムにそっくりな形をした炎の絵が描かれていました。
空島の祖先と思われる月の民は、消えない炎からエネルギーを生み出していたのでしょう。
それこそベガパンクが研究していた古代のエネルギーとは、古代の壁画に描かれた炎とも考えられます。
ゴロゴロの実が最強と呼ばれる理由

マザーフレイムの正体が明らかになると同時に、ゴロゴロの実がなぜ最強と呼ばれるのかも分かってきました。
マザーフレイムはあくまで「永遠に近い」だけで、古代のエネルギーそのものを再現できたわけではありません。
そのため、半永久的にエネルギーを賄うことができないと考えられます。
その点、エネルはゴロゴロの実の能力だけで、方舟マクシムを動かし月まで赴きました。
古代エネルギーを動力としていた都市まで、自身の電気で動かしています。
つまりマザーフレイムと同等以上のエネルギーを、エネルは生み出せる。
ゴロゴロの実の真価は戦闘力ではなく、膨大なエネルギーを生み出せる点にあったのではないでしょうか?
マザーフレイムの原料はパイロブロイン?
パイロは火に関係する単語

マザーフレイムと月都市の古代エネルギーの関係が判明したことで、その原料に関しても明らかになってきました。
結論からいえば、マザーフレイムの原料はパイロブロインであると考えられます。
パイロブロインといえば空島の雲に多量に含まれている成分で、地上では海楼石の素材として使われてきました。
そんなパイロブロインですが、実は「パイロ」とは英語で火を意味する単語です。
かつて消えない炎をエネルギーとしていた月の民が移住した空島に、「火」を意味する成分が潤沢にあるのは偶然でしょうか?
もしかしたら月の民は古代エネルギーの成分となる、パイロブロインを求め移住してきたのかもしれません。
パイロブロインは水素のような資源?

パイロブロインがマザーフレイムの原料と考えると、どのようにエネルギーとして変換しているのか?という疑問も生まれます。
結論からいえば、何かしら特別な反応を起こすことで、永遠と燃やし続けているのではないでしょうか?
例えば、実際の太陽も水素が核融合を起こすことで、永遠と燃え続けてきました。
また水素酸素と反応させることで、エネルギーを生み出し電気として利用されています。
そして、空島を作る成分には、動植物を異常な速度で育てる力があると言及されていました。
それほど生命力に満ち溢れた成分同士を融合させれば、無尽蔵のエネルギーを生み出すことも可能ではないでしょうか?
尾田氏の「ここから読んでも大丈夫」という言葉
実は、パイロブロインがマザーフレイムの原料と考えられる証拠が、作者である尾田氏の発言にもあります。
それが「ワンピース」が最終章に突入した際の、尾田氏によるコメントです。
尾田氏は公式Twitterにて、「ここから読んでも大丈夫」という言葉を残していました。
この発言は「最終章から読み始めた方でもわかるように書いていく」という意図があると受け取っていいでしょう。
つまり、最終章で既出の情報を説明する時は、「重要な情報」であると考えられます。
そしてパイロブロインは、最終章にて改めて概要を説明された成分です。
そのため、マザーフレイムなど重要な要素に関わってくる成分なのは、ほぼ間違いないといえます。
200年前にパイロブロインを巡った事件があった?
セントブリス号はパイロブロインを求めていた?

永遠のエネルギーとなり得るパイロブロインですが、そんなパイロブロインを巡って200年前にある事件があったと考えられます。
それがセントブリス号の失踪です。
セントブリス号といえば、空島からルフィ達の元に降ってきたガレオン船でしたね。
208年ほど前に出航し、その後200年もの間行方不明となっていました。
そんなセントブリス号ですが、掲げている旗のマークが太陽に似ています。
もちろんこれだけでは、パイロブロインを求めて出航したとは言い切れません。
そこでこの説の根拠となるのが、200年前に起こった鉄の巨人によるマリージョア襲撃事件です。
鉄の巨人も太陽の力で動いている?

先述した通り、古代のエネルギー=太陽のように消えない炎でほぼ間違いないでしょう。
そして、マリージョアを襲った鉄の巨人も、古代のエネルギーを元に動いていたとされています。
つまり、鉄の巨人も、太陽のエネルギーを動力にしていたのでしょう。
そのため、太陽の旗を掲げ200年前に出航したセントブリス号も、鉄の巨人と何かしら関連性があると考えられます。
セントブリス号の目的は鉄の巨人のエネルギー補給?

結論からいえば、セントブリス号は鉄の巨人のため、パイロブロインを求め空島へ向かったと考えられます。
その証拠が、マリージョアに鉄の巨人が現れた際の状況にありました。
鉄の巨人はマリージョアに現れたものの、エネルギー切れを起こし機能を停止したとされています。
なぜ鉄の巨人には十分なエネルギーがなかったのか?
それは、エネルギー確保のため旅立ったセントブリス号が帰還しなかったから。
そして、満足にエネルギーを補給できないまま、鉄の巨人だけマリージョアへ羽目になったからではないでしょうか?
マザーフレイムの原料についての考察まとめ
現在マザーフレイムの原料候補として、最も可能性があるのはパイロブロインであると考えられます。
物語の序盤にて描かれた原料が、最終章でキーアイテムになるというのは非常に熱い展開です。
しかし、世界がマザーフレイムの原料を知れば、パイロブロインが潤沢にある空島が危機に晒される可能性もあります。
ベガパンクが人類のために開発したエネルギーは、新たな争いの種火になってしまうのでしょうか?