「メイドインアビス」ヴエコとは、深界六層にある、成れ果て達が住む村の端に幽閉されていた女性です。村の人の中ではただ一人、なぜか人間の姿のままでいるキャラクター。
今回は、なぜ、彼女だけ人間のままでいられたのか?どうして、村の奥に幽閉されていたのかを解説しましょう。
題名 | 収録巻 |
メイドインアビス アニメ1期 | 漫画1巻〜4巻26話「新たなるスタート」まで収録 |
メイドインアビス 劇場版「深き魂の黎明」 | 漫画4巻27話「禁断の花畑」〜5巻38話「挑む者たち」まで収録 |
メイドインアビス アニメ2期「烈日の黄金郷」 | 漫画6巻39話「還らずの都」〜11巻60話「黄金」まで収録 |
メイドインアビス アニメ3期(未定) | 漫画11巻61話「どこにでも行ける」〜 |
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【メイドインアビス】ヴエコとは?
ヴエコとは何者?
ヴエコとは、成れ果ての村の端にある、「目の奥(ドグープ)」に幽閉されていた女性です。
本名はヴエロエルコと言い、ヴエコは通称です。
つきしあきひと先生『メイドインアビス』8巻。
— 百合文壇バー (@yuribundanbar) June 9, 2019
今回は深界六層“成れ果て村”を築いたガンジャ隊の女性・ヴエコの回想をおさめた巻。
隊を救うために利用され、人の形を失っていった一人の少女とヴエコの関係が凄まじかったです。
「あの子のことを忘れたくない」
と語るヴエコの顔が切ない。 pic.twitter.com/2XsLZIFn66
目の下に隈のある女性で、髪で隠していますが、額の上にひどい火傷の痕があります。
実は孤児で、少女時代は里親にひどい目にあわされており、火傷も里親につけられたものです。
彼女は、成れ果ての村に住んでいながら、なぜか人間の姿のままでいて、村から送られる信号をキャッチしながら、ドグープにいる奇妙なアメーバ状の生き物と一緒に過ごしています。
元は深界六層にあるという黄金郷を目指していた探検隊「ガンジャ決死隊」の一員で、決死隊の中心メンバー「三賢」の一人でした。
ヴエコがリコと出会ったとき、「白笛」や「六層」という単語を聞いても、わかっていないようだったので、ヴエコ達がいた時代は、アビスがまだ公に認知されていなかったようです。
昔は探検のための訓練をうけていましたが、ずっと幽閉されていたため、足腰が弱っており、ロープで崖を昇る際リコに引っ張って貰わないと、昇ることもままならない状態になってしまいました。
「目の奥(ドグープ)」とは?
ヴエコが幽閉されていたドグープとは、成れ果ての村の端にあります。村の住人が行くと、本能的に拒絶反応が起きてしまい、誰も立ち入ろうとはしない場所です。
成れ果て村は、生物の肉でできた塔のような形状しており、ドグープは村がキャッチしている信号が集まってくる場所で、アメーバ状の生き物が多数います。
この生物は村の住人を監視しているようでもあり、村のルールを破ったり、他の人が持っている価値のある物を傷つけると、どこからか現れて、傷つけた者の大事な物を奪い取って、金銭に変えて傷つけられたものに渡して、「精算」させます。
メイドインアビスのマアア(仮称)の精算されたぬいぐるみ…ニョ□ゾ辺りかな?と思っちゃったけど哺乳類ぽいしセーフだよな!
— 荒巻鮪 (@siowiii) February 8, 2020
扉絵にチ⊃リータみたいなのもいたけど頭に葉っぱなかったしセーフだよな! pic.twitter.com/Qz7OqgbxyI
この「精算」という現象は、村の中にいる以上どうやっても逃れられないので、みんな、このアメーバ状の生き物を恐れています。
村人たちが、本能的にドグープに立ち入ることができないのは、この不思議なアメーバ状の生物を恐れているからではないかと思われます。
ドグープで何をしていたのか?
ヴエコは村長である三賢のワズキャンによって、150年もの間ドグープで幽閉されていました。そのため、ヴエコは自分をおばあちゃんと思っているところがあります(言動もどこか年寄り臭い)。
ヴエコ#メイドインアビス pic.twitter.com/ZpfLE0dvHo
— 柿暮 (@shigure2929) June 4, 2021
触手は、ヴエコ本人では解除することはできないようですが、他人が触れると解除できるようです。
ヴエコはドグープの中で特殊な触手でつなぎ留められており、この触手は、村から送られてくる信号をキャッチすることができるので、ヴエコはドグープに居ながら村の様子を伺うことができます。
また、ドグープには不思議なアメーバ―状の生物もおり、ヴエコはこの生き物を可愛がっており、一体一体に名前をつけて、一緒に遊んだりして、面倒をみているようです。
【メイドインアビス】ヴエコの過去を考察
ヴエコが持っていた「星の羅針盤」とは?
ヴエコは、リコが第一話で所持していたアビスの遺物「星の羅針盤」を持っていました。この星の羅針盤は、もともとヴエコの里親が拾ったものでした。
ヴエコの里親(ジュロイモーの項を参照)は漁師をしていましたが、ある日、沖で壊れかけた船を見かけました。船に上がると、火もないのに煙があがる焼死体や、両断された人間など、変死体ばかりがありました。
ただ一人だけ生存者がいましたが、まともな精神状態ではありませんでした。
すると、近くに不思議な羅針盤があり、ヴエコの里親がそれを手にすると、唯一の生存者だった男が急に喋りだしました。
「その羅針盤が…屹立するところに…ある」
巨大な大穴のなかに、黄金郷は存在すると、言って、その男は死んでしまいました。
その羅針盤こそ、後にヴエコが手にする星の羅針盤で、その船はアビスから帰ってきた者だったようです。
ヴエコの過去
ヴエコはあまり恵まれた人生を送ってはいませんでした。前述したように、里親になった漁師は、かなり酷い男で、事あるごとにヴエコを虐待していました。ヴエコに卑屈な一面があるのは、この里親のせいでもあります。
そのため、ヴエコは里親のことを心底嫌っており、彼のことを思い出した時も「クズ」と言い放って、絶対名前で呼ぼうとはしませんでした。
人間と言うのは、特に女性は、嫌っている人を名前で読んだり、目線を合わせようとはしないものなのです。
里親は、星の羅針盤を手に入れたことを、毎日のように、ヴエコにきかせていましたが、黄金郷を探そうとはしませんでした。
ヴエコは、この里親のことは大嫌いでしたが、星の羅針盤と黄金郷の事は興味があったのか、星の羅針盤を奪ってガンジャ決死隊に志願したのです。
ガンジャでは、看護師と遺物管理を任されており、当の本人も他人の面倒を見るのが得意と言っていたので、本当は世話焼き屋で、優しい性格の女性であることがわかります。