『ONE PIECE FILM RED』魔王トットムジカと戦闘

ウタの目的が判明した後、ウタのもとから一時逃げることに成功したルフィ達はウタのもう一人の育て親であるゴードンからウタの過去を聞きます。

その過去は、かつてエレジアを壊滅させたのは、幼いウタが召喚してしまった”魔王”トットムジカであるいうものでした。

そして、この件でシャンクス達に捨てられたと感じたウタは笑うことが少なくなり、海賊嫌いになっていったそうです。

ウタの過去を知り目的を再確認したルフィ達は、同じようにウタワールドに閉じ込められていた他の海賊・海軍・CP-0と手を組んでウタを止めるために動き出します。

しかし、能力を維持するために「ネズキノコ」という食べると眠ることができず、次第に凶暴化していく副作用を持ったキノコを食べ続けていたウタは、とうとう限界を迎えてしまいます。

現実世界ではウタを救うために赤髪海賊団も駆けつけていましたが、自分の過去も知っていたというウタの決意は強く、ウタワールドの中でトットムジカを召喚させ戦闘が始まってしまいました。

トットムジカは、現実世界とウタワールドの両方に現れて破壊の限りを尽くす存在です。

そんなトットムジカを倒すためには、現実世界とウタワールドで同時攻撃しなければならず苦戦を強いられました。

しかし共闘していたキャラクター達のコンビネーションが戦闘を重ねるごとに洗練されていったことと、現実世界のヤソップとウタワールドのウソップが見聞色の覇気で視界共有に成功したことで戦況は好転します。

最終的に、現実世界のシャンクスとウタワールドのルフィによる同時の一撃で、トットムジカに勝利しました。

ちなみに、ルフィは最後の一撃の一瞬、太陽の神ニカの姿をしていました。

太陽の神ニカについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

『ONE PIECE FILM RED』の結末とウタの最後のセリフ

 

勝利を収めたもののトットムジカによる浸食が進みすぎており、ウタワールドから脱出できない状況でした。

そこで現実世界のウタは、ウタワールドの中にいる精神を現実世界へと引き戻すために歌い始めます。

この時ウタは心身ともに限界だったためシャンクスからは「眠る薬(寝て体力を回復する)」を渡されましたが、ウタはそれを拒み、最後の力を振り絞って歌いました。

現実世界へと精神が戻りきる前、ウタはウタワールドの中でルフィと少しの間話をし、最後に口パクで何かをルフィに伝えます。

この最後のセリフは恐らく「新時代を作ってね」だと思われ、ウタの想いはルフィへと引き継がれることになりました。

歌い終わったあと倒れたウタは、ウタを討伐しに来ていた黄猿と藤虎率いる海軍に狙われますが、シャンクスが海軍に対して「ウタは俺の娘だ」と宣言し牽制します。

海軍はその場を去り、ウタはシャンクス達に「信じきれなくてごめん」と謝り、最後は赤髪海賊団の船に乗せられ出航しました。

最後はそれぞれの船が出航した後サニー号で目覚めたルフィが、遠くから赤髪海賊団の様子を見て決意を新たにする様子が描かれ、ウタの物語は幕を閉じました。

なお、『ONE PIECE FILM RED』についてはこちらの記事でも詳しく解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!

『ONE PIECE FILM RED』でのウタの目的とは

ここでは、『ONE PIECE FILM RED』で描かれたウタの目的を詳しくみていきましょう。

巨大ライブの目的とは

ウタが巨大ライブを開催した目的はみんなが平和で幸せに暮らすというウタにとっての新時代を実現するためでした。

ウタが食べた悪魔の実「ウタウタの実」は、歌を聞いた対象の精神のみをウタワールドという仮想世界へ招き入れるという能力を持っています。

ウタはその仮想世界の中で新時代を実現しようとしました。

新時代を実現するためには、まず”みんな”をウタワールドに招く必要があります。

そのためにウタが計画したのが、映画で描かれた巨大ライブでした。

巨大ライブによって大勢の人たちを仮想世界へ招いた後は、”平和”や”幸せ”を実現できるウタワールドの中に永久に精神を閉じ込めておく必要があります。

そのためウタは、副作用をもつ「ネズキノコ」を食べ続け、能力を解除しないまま自分が死ぬことでウタワールドを永久のものにしようと計画していました。

ウタにとっての「新時代」とは

 

ウタが実現しようとした「新時代」とは、争いも差別もなく食べ物にも困らず「みんなが平和で幸せに暮らす」というものでした。

ウタが自分にとっての新時代をどのように確立させていったのかには、エレジアに来てからの孤独な生活が影響していると思われます。

シャンクス達と離別してすぐのころは、ウタはエレジアを壊滅させたのが自分が召喚したトットムジカだとは知りませんでした。

そのため、ウタを庇ってエレジア壊滅の犯人として扱われるようになったシャンクス達に対して、なぜ自分を捨てたのかと憤りと絶望を感じていたと考えられます。

そうして笑顔をなくしたウタでしたが、たまたま拾った電伝虫を通して歌を発信し、世界中の人とつながることで次第に笑顔を取り戻していきました。

ただ、それと同時に海賊によって苦しめられている人々が世界中にいるという現状も知ることになり、そんな人々を自分の歌で救いたいと考えるようになったことが、映画で描かれたウタの「新時代」につながっています。

ワンピースのウタの経歴と原作と映画の時系列

ここではウタの経歴と映画の時系列が原作のどこにあたるのかをみていきましょう。

シャンクスに拾われて娘になる

ウタの故郷は映画本編でも特典の40億巻でも明かされていません。

ワンピースの時間軸で21年前、当時2歳だったウタの故郷を海賊が襲撃し、ウタは両親を失ってしまいます。

その時に海賊に攫われ宝箱に隠されていたウタは、攫った海賊が赤髪海賊団と海の上で遭遇し敗れたことで、その他の戦利品とともに赤髪海賊団の船に乗ることになりました。

赤髪海賊団は戦利品の宝箱の中から子供が出てきたことに困惑しましたが、シャンクス自身がウタと同じように海賊に拾われた身だったため、かつての自分と同じようにウタを育てることに決めたようです。

赤髪海賊団は子育てに四苦八苦しながらもウタを大切に育て、やがてウタはシャンクスの娘と赤髪海賊団の音楽家として成長していきます。

なお、シャンクスについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

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